愛知県行政書士政治連盟(以下、愛政連(あいせいれん)という。)は、愛知県行政書士会(以下、本会という。)と連携して行政書士の政治意識を高揚し、行政書士制度の確立と権益の擁護を図り、行政の円滑な推進に寄与するとともに、国民の福祉に貢献するために必要な政治活動を行うことを目的として
います。
「政治活動」と耳にすると、何をしているのかよく分からず、また、特定の政党の応援、特定の政治家・候補者の支持を義務付けられるのではというご心配の声もあるようです。
愛政連は特定の思想や政治理念、政党、政治家の支援を目的とするものではありません。
私たち行政書士の職域が行政書士法その他の法令により定められていることから、立法に携わる議員に働きかける政治活動が必要不可欠となるのです。
行政書士制度の充実発展のためだけに存在するものであることをご理解ください。
行政書士に政治活動が必要な理由は、行政書士の独占業務の領域を他士業の攻勢から守るためです。
また、行政書士法を改正し、業務を拡大するためには、国会に提案し可決成立させる必要があります。
私たちが行政書士として仕事をしていくうえで行政書士制度を守り、発展を求めていくことが必要であると考えます。
ひいてはそれが国民から利用しやすい制度と感謝され、行政書士の地位向上にも繋がります。
行政書士が社会で活躍するには、行政書士法改正や職域の確保・拡大を進めていかなければなりません。
そのためには会員の力を結集した強大な政治活動組織が必要となります。
数は力となるのです。
愛政連は愛知の行政書士が望む目的の達成のために活動をしています。
しかし活動のためには活動資金が必要です。
政治資金規正法に基づく政治団体ではない本会では、選挙応援活動等は一切認められないため、その活動は愛政連でしかできません。
そのため、本会とは別に愛政連への会費が必要となるのです。
行政書士制度を守り、発展を求めていく活動としての愛政連の運営資金となる会費(年額8,000円 令和5年3月1日現在)は決して高いものではないとご判断くださいますようお願いいたします。
行政書士の業務範囲の維持・拡大をするためには愛政連の政治活動が必要です。
一人ひとりの行政書士が議員に働きかけをし、私たち行政書士にとってより有利な法改正に繋げるようにすることが大切です。
私たちには、いわゆる隣接士業が多く業際問題と常に隣り合わせです。
隣接士業も私たちと同様に政治活動を行っていて、行政書士の独占業務がある日から独占業務でなくなる可能性も十分に考えられるのです。
それを阻止するためにも愛知県行政書士会会員は、愛政連に加入し、広く議員に働きかける必要があるのです。
法改正が行われれば全ての会員が恩恵を受けることができます。
しかしその反対に、政治活動を行わなければ法改正もなされず、業務範囲を奪われたり、新規業務の開拓ができなかったりで、結果として全ての行政書士の不利益に繋がると考えられるのです。